小説を書こう 全うに生きた君
この物語の主人公は、ごく普通の大学に通う学生。
君の物語だ。
君には信念があった。
「この人生を全うすること」
君は15の時、命を危険にさらす出来事にであう。
それは命を狙われたわけでもなかったが病気と言うべきものなのか怪我と言うべきなのか判断ができないものだった。
危機に合うちょうど一週間前、突如君の体に異変が起きた。
歩いているときに俗にいうめまいが起きた
言葉では3文字で表すような軽い言葉だが
君にとっては経験したことのない世界が一瞬で天と地がひっくり返る出来事だ
体は水を得た魚のようにこれまでの秩序が働いた身体システムの外側にだされて、ぷらぷらと踊りだした。
使い古されて人の垢や哀愁といったものがこびりついたような言葉だが、自分の体が自分ではないかのように思った
そういう言葉が一番当てはまる。
その言葉の中に君はいた。
1週間後
ドンッ ガツッ
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君は車の中にいた。
周りには少なくても3人はいただろう
そして君は寝てしまった
気が付ついた時には、3日もの月日が流れていた
暗く狭いうるさい場所に閉じ込められていたこと
それだけが君に思い出せることだった。
声は出ない
力は入らない
寝ていた間何か細工がされているのだろうか?
君はきっとそう思っただろう
脳梗塞と診断される前までは。
続く
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