僕はロボット越しの君に恋をする ネタバレ 読書感想文にオススメ記事
こんにちは!
だいすけです。
今回は山田悠介さんの「僕はロボット越しの君に恋をする」です
この作品は近日劇場版アニメが公開されることが決定しています👏👏
原作を先読みしておきたいところです( ¯꒳¯ )b
こちらは映画のPVです、是非ご覧ください
目次
1.本書の概要
(1)あらすじ
(3)登場人物
(4)物語の始まり
(5)物語の発展
(6)物語の結末
2.まとめ
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本書の概要
あらすじ
2060年、三度目のオリンピック開催が迫る東京で、人型ロボットを使った国家的極秘プロジェクトが進んでいた。 プロジェクトメンバーの健は、幼なじみで同僚の陽一郎、そして彼の妹の咲に助けられながら奮闘する。 ところが、咲の勤務先にテロ予告が届き事態は急変した。 目的を達するために、はてしなく暴走する研究者の狂気。 はたして健は、テロを防ぎ、想いを寄せる咲を守れるのか? そしてラストに待ち受ける衝動と、涙の結末は? 男の打った最後の一手が、開けてはいけない扉を開ける!
山田悠介ファンのAKB48・横山由依さん 大絶賛
読み始めると続きが気になり、
気づいたらあっという間に衝撃のラストでした。 愛する人の秘密を知ってしまった時 自分ならどうするのだろう。 一途な想いはたとえ言葉にできていなかったとしても美しいなと思いました!
登場人物
大沢健:AIロボット操作官
天野咲:スポーツ会社の営業担当、健の幼馴染み
天野陽一郎:健の同僚、AIロボット研究員、咲の兄
三号:健の操作するAIロボット
四号:健の操作するAIロボット「佐藤翼」
この先物語のネタバレ含みます
私としてはぜひ読んでもらいたいので、ここで中断し、近くの書店、図書館へ駆け込むことをおすすめしますᕕ( ᐛ )ᕗ
物語の始まり
舞台は2060年の3度目の東京オリンピックの年。人手不足解消のためAIロボットが人と見た目も変わらず、一般の生活に溶け込んでる社会。健が務める会社はAIロボットを製造、運用を行っています。ある日健が操作するロボット(3号)がパトロール中火事が起きたマンションの近くを通りかかります。そこで突如救命活動を行います。強靭的な肉体でいとも簡単に救出成功。しかし激しい炎の影響で体は壊れ、3号は後にオシャカ。露出した金属で3号の正体がロボットだとバレてはいけないのだけれど危うくバレそうになります。そこで4号が作り出され、他の地区のパトロールに回されます。
物語の発展
他の地区には健の幼なじみの咲が務める会社があります。移動後もパトロールを毎日こなしていました。昔から咲に好意を抱いていた健でした。咲に会いたい気持ちを抑えきれずロボット越しではあるけれど、咲を見守ります。数日後会社の意向で咲の会社の警護に健が抜擢されます。同僚の陽一郎は会社でもエリートの研究者です。陽一郎の推薦もあり健は咲の会社に休日も護衛を行える許可がおります。正式に咲に護衛できる4号は高身長で筋肉質イケメンで佐藤翼と名乗ります。次第に咲は翼に魅了されていきます。翼を操縦しているのは健ですが、健は低身長で貧弱とてもイケメンと呼べる感じではありません。翼を操縦しているのは健で健は咲に好意を持っています。咲は健が操縦しているの翼(4号)に好意を持ち始めます。ロボット越しで繋がっているように見えるけれど、容姿が違いすぎる2人に健と読者にモヤモヤが募ります。
事件発生
咲と翼は遊園地デートに行った。楽しかったのもつかの間、爆弾騒ぎに巻き込まれたのだ。翼の活躍により難を逃れたが、それは序章に過ぎなかった。
オリンピックが開幕し、マラソン当日。
咲はスポーツ会社の一員として、自社が提供しているシューズを 履いてる選手を応援しに現地へ。翼も護衛のため同行していた。事件は突然だった。給水地点で咲が選手に声掛けをしている時爆発物を持った一般客が飛び出しできたのだ。翼の護衛も1歩及ばす、咲は怪我を負い、4号は使い物にならなくなってしまった。健はルールを破り、咲がいる会場に駆けつけた。そして咲を連れて一時避難。ところが急展開。
ニュースでは健が犯人として顔が晒され、咲を連れて逃走中とのこと。
物語の結末
犯人にされている健は真犯人を探すべく、1度陽一郎、咲の家に行った。そして汚れた服を着替えて品川へ向かう。品川は健が務めるAIロボットの会社があった。健には行けると思った。真犯人を特定していたからだ。真犯人は自分が働く会社のロボットで幹部に命令をされて犯行に及んでいた。ではなぜテロを守る立場の人間がテロを起こすような真似を…。
これからは黒幕の発表になり大ネタバレになります……。
黒幕(WHO):陽一郎、会社幹部
なぜ(WHY):陽一郎は飛行機事故で両親をなくしています。父親はロボット業界の第一人者でした。その意志を継いだ陽一郎はロボットの心の部分にアクションをかけます。意思を持てないと言われているAIロボットに自分の意思を持たせる研究を進めていきます
どのように(HOW):妹、咲という意中の相手を作りAIロボットに恋心を持たせ、意志を作っていきます。そう、健は咲に恋心を抱いていました。実は健はロボットだったのです。しかも4代目。全身の3台は咲と幼なじみの友達でした。陽一郎の父親が作ったロボットですが、完璧なAIになってくれませんでした。だから解体してデータだけ引き継いで健にアップデートしています。健は途中から来たのに、昔からいたように同じ思い出を語ることが出来るということです。
そしてテロを自作自演したことによってついにロボットは完成に近ずいて行きます。
しかし誤算が
健の咲に対する愛が強すぎたこと
健がルール違反をしてテロ現場まで駆けつけてしまったこと。
プログラミング>愛を理想系としていたが
愛>プログラミングとなったこと。
エゴが生まれてしまっては人間に近ずき過ぎてしまい、ロボットとして使い物にならない。
最後健はひとつの決断をします。
2.まとめ
タイトル「僕はロボット越しの君に恋をする」
終わってみたら
なるほど。
と感じる作品ではなかったでしょうか。
ここで冒頭の横山由依さんのコメントに戻ってみましょう
読み始めると続きが気になり気づいたらあっという間に衝撃のラストでした。 愛する人の秘密を知ってしまった時 自分ならどうするのだろう。 一途な想いはたとえ言葉にできていなかったとしても美しいなと思いました!
愛する人がロボットだったら…
現実的だとLGBTの方という話はありそうですね。
片眼の猿でもこのような問題を取り上げてありました。
こちらは片眼の猿を読んでまとめたものです。
宜しければ合わせてこちらもどうぞ!
もしもロボットに意思があったら…
考えたらゾッとします。
人間はロボットに多くの職を奪われていきます。現にスーパーでは無人レジが多くの店で取り込まれています。
ロボットが出来ない意思の部分を人間がカバーし、両者が助け合ってより良い暮らしをする構図が、ロボットに支配されてしまう。
プログラミング>意思のロボットが出てきたなら、開発者もお手上げです。意思がないからロボットはいいモノとなります。
PT学生の観点から行くと
これから20年は患者さんが病院に増えて行くだろうと予想されています。ロボットも進出してくるでしょう。意志を持たないロボットにはラポールの形成はセラピストの役割。つまりこれからは患者さんと密にコミュニケーションをとらなければセラピストとしての価値はかなり下がってくると思いますコミュニケーション能力の向上、また治療方針を順序だて分かりやすく説明、不安を与えない表情を使った安心のさせ方など、高度のものが求められてきます。
この本はあらゆる面から問題を可視化してもらいました。山田悠介さんありがとうございます。
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だいすけでした。