DがFになるまで

最近の考えたことを含め、時間があるときに更新、たまに振り返えって楽しめるような場所を目指してます

小説を書こう 全うに生きた君 ②

〜あらすじ〜 15歳の時に起きた命の危機とは 声が出ない 力が入らない 何が起きているのか 前回を読んでない方は、まずこちらに目を通して下さい

d-tk.hatenablog.com

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診断は脳梗塞だった

それに伴い君の身体の自由は奪われた この悪魔によって 悪魔は君の左半身に取り憑いた

声がでない 力が入らない

悪行はひと月にも及んだ

そうして悪魔は追い出した時 清々しい開放感に君は浸ることが出来なかった

悪魔は自分の分身となるものを残して去っていった

悪魔の子供たちとでも言うことにしよう

君の身体の中には悪魔の子を植え込まれていたのだ

悪魔の子供たちの悪いとこは 君の視覚を奪ったことだった

君の左目の視野は 時計で表すなら6時から9時まで 部分的視野が黒く塗りつぶされた

そして焦点が合わない

君は人間の1番大切な感覚を失った

その時は恐怖でたまらなかったろう

しかしいいこともあった。

悪魔を追い出すことに成功した君は 声を出すことが出来た 力を入れることが出来た

君は悪魔に取り憑かれる前とは比較にならないほど 質は落ちていたが 0から1への成長を遂げた

問題は山ずみだったがーーー

声は思ったように出ない 力は気持ちと比例せず 筋に伝わっていないのを思い知らされた。

ここで君はリハビリというものに出会う リハビリとはre habit (再び 習慣) 今までの習慣を取り戻すこと。

そうして君のリハビリは始まった

悪魔の子供たちは君から身体の機能を奪うだけでなく 君に与えてくれたものもあった

それは 命の大切さを知る気持ち 自分次第でなんにでもなれること・何でもできることという気持ち

悪魔の教えは今の君にも通じている

ある日君は友人から

「事後と事前では性格が変わったね」

そういわれていた

君は本当はどっちが良かったのかい

運動神経もよく力も強くて負けず嫌いな一匹狼の自分と

運動音痴でもなんでも挑戦して周りの人の気持ちを考えるようになった自分と

続く

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最後まで読んでいただきありがとうございます

続きは更新していきます お待ちください